子どもが健全に育つような環境を社会全体で。 [2006 教員4年目(1校目・3年担任)]
今年一年を「学校でどんな問題が起こってもマスコミは学校を応援する」一年にしてはどうだろうか。
前述の通り宮台の本を読み進めているが、どうしても違和感が残る。
「今の学校に求められていること」は「今までの学校が普通にやっていたこと」で「今の現場でもやっている(つもり?)のこと」だからである。
ケンカなどのトラブルを乗り越えての学級経営、地域を巻き込んでの学校経営など、いろんな実践書にも書かれてあるし、校長の学校経営案にも必ず載っている部分ではないかと思う。
ということは、一人一人の教員の頭の中にあることであるはずだし、実践の一部になっているはずである。
それなのに学校が変わらないのはなぜか。
教師の言い分、親の言い分。そして、個人のレベルでの「普通」の相違。
色々な「普通」が錯綜していて、その錯綜をバックアップしているのがマスコミではないかと思う。
先月の学会で、「地域の児童福祉ネットワーク(児童虐待ネットワーク)が強固である地域は非行が少ない」というデータを見せられた。
学校を良くしていくためには(非行が少ない=良い学校とも限らないが)、地域力と同時に「親の力」を上げていかなければならないのだ。(同時に、親のサポート体制を充実させることだろう)
マスコミは、いろんな立場の「普通」を合わせることに尽力して欲しい。
教員の立場・保護者の立場、どこかを敵にして責めるのではなく、子どもが健全に育つような環境を社会全体で作っていく年したいと思う。
って、今年1年だけじゃなく永遠の課題なんだろうけど。
ということで、今年も当Blogをよろしくお願いいたします!!
頑張らない。けど、あきらめない。
どこかに商業主義的なものが隠れていて、
事実をオーバーにするところ、
売れるためにちょっと、ゆがめて報道しているところが
ある場合があるんですね。
よほど注意して読まないと
それに乗ってしまう場合がありますね。
by m_kikuchi (2007-01-02 00:34)
>あすなろうさん
今年もよろしくお願いします。
年始に続いている殺人事件の報道についても気をつけないとなぁと思っている今日この頃です。
やっぱりメディア教育は必要ですね。
by きくちん (2007-01-13 21:42)