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他クラスの平均と30点差をつける方法 [2005 教員3年目(1校目・2年担任)]

今回の中間テストの結果。
学年平均との差 +30
一番ビリのクラスとの差 43点 だった。

興味深いことに、そんなに差を付けているのにも関わらず、純粋な成績上位者はほとんどいないこと。
同時に、成績下位者もほとんどいない。
「みんなで頑張った証拠だからね」という流れに持って行くことが出来て助かる。
確かにクラス分けの時点で平均点が高いということは分かっていた。
それでも去年の学年の荒れ状況から考えて、メンバー修正できなかった。
でも言っておきたい。去年のクラス分け時点から、得点差が10点以上が離れたということを。
みんなでワイワイ・ガヤガヤ勉強する土壌と、簡単に毎日チェックして到達度を測ってあげること。
この2つは常に継続していきたい。

先日、こんな屈辱的なニュースが載っていた。

http://backnumber.dailynews.yahoo.co.jp/?m=m20051007-013&e=scholastic_ability
<学校制度アンケ>学校教育に「不満」の保護者43%も
 内閣府は6日、学校制度に関して保護者を対象に実施したアンケートの結果を発表した。現在の学校教育に「不満」と回答した保護者は43%に上り、「満足」が13%にとどまったほか、文部科学省が取り組む「ゆとり教育」に対し6割以上が「見直すべきだ」と答えるなど、政府の文部政策に対し厳しい結果となった。
 調査は9月、内閣府規制改革・民間開放推進室が教育改革に保護者の意見を反映させようと、野村総合研究所のモニター登録のうち、全国の小中高校生の保護者3620人を対象にインターネットで実施。1270人から回答を得た。
 調査結果によると、学校教育の満足度は「非常に不満」と「不満」を合わせて43%。子どもが習う教員への満足度については、「満足」(27%)と「不満」(28%)がきっ抗。「不満」と回答した人の理由(複数回答可)は、「指導力不足」70%▽「学習以外での対応力不足」52%▽「責任感の欠如」49%——の順だった。
 また、「どちらが学力向上に優れているか」の質問には、「学習塾・予備校」と回答した保護者が70%だったのに対し、「学校」はわずか4%。ゆとり教育については「見直すべきだ」が62%で、「継続すべきだ」は5%にとどまった。
 ただ、調査方法がインターネット上だったことから、文科省教育課程企画室は「母集団に偏りがあり、手法に疑問がある」と疑問を呈したうえで、「文科省のアンケートでは、学校への満足度が70%に上っており、今回の内閣府の調査の結果については中身を十分に精査したい」と話している。
【坂口裕彦】
 ▽加藤幸次・上智大名誉教授(学校教育学)の話 「ゆとり教育」は本来、「ゆとりと充実」を目指していたが、いつのまにか授業時間や学習量が減ることばかりが注目され、親からの信頼を失った。学校は子どもによく分かる授業、楽しい授業を構築することで信頼を勝ち取るしかない。
(毎日新聞)

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塾を選ぶ理由に「教え方が上手い」というのがあったそうだ。
そんなことを言い切られて何も思わないのだろうか。

受検に対しての情報量とか、個別指導という点であれば学校システムでは追いつかない面はあると思う。
でも、「教え方」にまで言及されては、学校自体の存在が不必要になってくる。
しかも、教育が経済格差につながっているという指摘がメジャーになっているにも関わらずにこの結果。
マジありえん。

せめてうちのクラスでは、今後も小さなチェック機能を入れつつ、みんなで楽しく勉強する雰囲気を作っていきたい。

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