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型 [研修・研修会レポ]

オレが児童相談所で習ったことは、子どもと対話するための「型」だったのだということに今日気が付いた。
そして、冬に田尻先生に会ってから試行錯誤していることは、英語を教えるということの「型」づくりなんだと分かった。
そういうことから考えると、去年(教員2年目)の初担任は、大学3年間の児相生活と副担をしながら「中学校」を分析していた1年目の上にあった。
要するに、4年間の上に成り立った1年だったのだ。だから耐えることができた。
それを自分の力と勘違いしてはならない。
その4年間にたくさんの人に出会い、たくさんのことを教えて頂いた。
その全てがあったからこそ、今のオレがいる。

4月から1人で授業ができることになった。そしてもう1年が過ぎた。
でも、この1月がスタートだとすると、まだ始まったばかり。型ができるのにあと3年かかる。
もちろん、3年かかるからと言って半端な授業をするわけではない。常にベストを尽くす。
そしてもう一つ、うちの学校には授業における「型」にしたいと思う先輩がいなかった。
だから東京まで行って研修を受けた。そして田尻先生に会った。
指導主事からの説教はただそれだけのこと。いつかギャフンと言わせればそれでよし。
これが、教師にとっての「型」。一人前には3年かかるという理由の説明。

昨日、彼1に「型」の話をした。
彼1はバスケ部。バスケに対する熱意もすごい。練習量も半端ではない。
ただ「人に指示されることが嫌い」なのか「頭で分かっているが体が動かない」のか知らないが、
いくら丁寧にワンハンドのシュートフォームを教えても全然直そうとしない。
だからチームで一番シュート練習をしているのにも関わらず、シュートフォームが一番汚く、シュートが一番入らない。
シュートだけではなく、プレー全体にその傾向がある。
そのくせ、「有名な先生に教われば自分たちでも強くなれる」的なことを平気で口にする。

「そんなこと言ってるけど、先生たちに教わったことをどれくらい忠実にやろうとしてる?」
「教わったことをやらないで自分勝手にプレーして、それで負けてるのに『先生が代われば・・・』って都合よすぎじゃないの?」

「言われた通りやれ」はあまり好きではないが、揺さぶりをかけてみた。
痛いところだけを突いたので彼は泣くことしかできなかった。
でもそれは仕方のないことだ。彼にとって「型」を教えてくれる人など14年間誰もいなかったのだから。両親も含めて・・・。

生徒に要求する「型」という言葉に関しても教員1人1人が様々な解釈をしているだろう。

「型」は服装を乱さないこと
「型」は丁寧な言葉遣いをすること
「型」は起立・礼・着席をピシッとできること

様々な解釈があるのは仕方がない。
ただ、生徒1人1人の過去と未来を考えたものでなければならないとオレは思う。
これが生徒に望む「型」

「型」という「堅」苦しいテーマについて、朝から「語」ってしまったわけですが
これで今日一日すっきりして仕事に向かえます。
さーて、今日のプリント作ろうっと。
 


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